家族で育むお菓子処 じょうきや

常喜家のサイトをご覧いただきありがとうございます。
「お菓子処 じょうきや」の女将です!

今から約110年前、明治43年の創業以来、数多くのお客様にご愛顧いただき、
現在4代目を迎えた当店の歴史を、ご紹介させていただきます。

外観

「お菓子処 じょうきや」は、滋賀県米原市の近江長岡にお店と工房を構え、近所の子ども達からお年寄りまで、気軽に立ち寄ることのできるアットホームな和菓子屋さんです。

店頭でのお菓子の販売だけではなく、入学祝いの紅白饅頭や慶事・法事に関するお菓子、お茶会での上生菓子など、様々なご要望や季節に合わせたお菓子を作っております。


明治43年「お菓子処 じょうきや」創業

古写真


創業者である曽祖父は、もともと学校で教鞭をとっていましたが、体調不良が原因で教師の道を断念することになります。
次なる道を模索していた頃、ご近所さんからの「この場所にはお店が全然ない。何かやってくれないか」という相談を受け、

和菓子店の開店を決意し、夫婦揃って京都へ和菓子の修行へ行きます。

数年後、修行を終え帰郷した曽祖父は、明治43(1910)年に和菓子店「お菓子処 じょうきや」を開店いたしました。

苦難を乗り越え、平成7(1995)年に法人化へ

明治・大正・昭和・平成へと時代が移りゆくなかで、常喜家の運営も決して平坦ではありませんでした。

和菓子の命とも言える「砂糖」の価格はどんどん値上がりし続け、ついに戦後、「砂糖」は配給制となってしまいます。
一時はお店の営業が止まってしまうほど、砂糖は貴重なものとなっていきました。

その後も伊勢湾台風の影響を受け、大切な材料が全て水浸しになるほど。
様々な苦難を乗り越えながら「昼はお店の営業、夜は和菓子づくり」と休むまもない日々を過ごし、平成7年には法人化。
「株式会社 常喜家」を立ち上げ、現在の4代目社長へとバトンを繋ぎます。

 

時代に合わせた和菓子づくり

マドレーヌ


大阪で6年間、和菓子の修行をして家に戻った4代目(現社長)は、創業以来守り続けられている味を守りながら、次々と商品に改良を加え、時代に合わせた和菓子の味へと変化させていきます。



現在のじょうきやのヒット商品「三献のcha」「まいばらがいっパイ」「栗饅頭」「クリーム大福」「桜餅」「かぼちゃ饅頭」・・・などの商品も全て現社長のアイデア。

今まで小豆のみだった餡の材料にも、かぼちゃや紫芋などを採用し、和菓子の可能性を広げていきます。

 

和菓子という枠組みの中で、新しいものを考えていきたい

現在、4代目(現社長)の仕事をサポートしながらお菓子づくりに励む、長女はこう話します。


「社長が考えた、「大福の餡にチーズを使う」と言うような、柔軟な発想がすごく好きです。

自分も今後はもっともっと和菓子というの枠組みの中で新しいものを考えていきたい。
お店は田舎にあるので、近所のおじいちゃんやおばあちゃんのお客さんが多いですが、
小学校で和菓子づくりなどを教えながら、若いお客さんともコミュニケーションを図っていきたいと思っています。」

「あと、個人的に『あんこが嫌い』と言っている人が多くて、すごく勿体無いと思う。

実は私もこの仕事を始めるまでは、あんこってあまり得意ではなかったのですが、ちゃんとしたあんこってとっても美味しいんです。

なので、いろいろな形で和菓子づくりに挑戦しながら、美味しいあんこを、食わず嫌いしている人たちに是非とも食べてもらいたいですね!(笑)」

 

家族で育むお菓子処 じょうきや

家族写真

父が餡を作り、娘が形に仕上げ、わたしは完成したお菓子を店頭で販売しています。
曽祖父が家族で作り上げてきたお店を、
今日も家族で守り続けられていることは大変誇りに思います。

私たち常喜家は、これまでもこれからも、
地域とのつながりを大切にしながら、
米原の“美味しいもの”を多くのお客様にお伝えしていきます。

安心して笑顔になれるお菓子をお届けする為、
今日もこだわり作り続けます。

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